毎日の暮らしは一汁一菜でよい

<この記事の要約>
寒い、ひもじい、死にたい・・・うまくいっていないときの人間の思考はそのように進んでいく。この問題の解決の仕方は簡単だ。料理を作ればいい。料理は簡単だ。日本人であれば、とにかく、みそ汁をつくればいいのである。大自然から生まれた、この独特な食材は和食の基本をなしている。そもそも、インスタに乗っているような、キラキラな食事は作らなくていいのだ。毎日くりかえす食事はシンプルでいい。ただの繰り返しといっても、料理は自然とつながっている。一つ一つの食事がクリエイションである。
以上のような魅力的な、実践の易しい提案を、土井善晴がした。この記事は、その提案を推奨するものだ。

「寒い、ひもじい、死にたい」

この記事では土井善晴『一汁一菜でよいという提案』(新潮文庫)を紹介する。そもそも、この本のことを知ったのは、自分の場合、岡田斗司夫の切り抜き動画であった。岡田斗司夫さんがこの本を紹介していて、「これは!」と思い購入したのだ。

というのも、自炊の問題があったのだ。仕事が忙しくて外食をしていた。だけど、それでなんだか満たされないなあと感じていた。奮発して、高いお店にいっておいしいものを食べたこともあった。だけど、なんか違うんだようなあ、と思っていた。自炊をしよう。だけど、何を作ろう。献立を考えるのも面倒くさい。

そんなとき、「味噌汁さえつくればいいんだよ」と、そっとアドバイスをくれたのが土井先生だった(普段あまり「先生」という言葉を使いたくはないのだが、ここでは彼の温かい人柄に敬意をこめてそう呼びたい)。

食事は、人間の生きるという行為の根本にかかわることだ。「食事」というと、高尚ではない、雑事のなかに取り込まれがちかもしれない。しかし、何か「高尚」なことを考えるにも、健康な体が必要である。僕らの思考は、思った以上にボディとつながっている。ただおいしいご飯を食べることで解決する悩みだってあるのだ。

「寒い、ひもじい、死にたい」、これも岡田斗司夫さんの動画で見た、人間が不幸になる順番についての話だ。寒空の下で人のためにラーメンを作っていた店主は、死のうと思った。しかし、人間の不幸は「寒い、ひもじい、死にたい」の順番でくるのだという話を聞いた店主は「そうだ、まずラーメンを食おう。そしてどてら(防寒着)を買おう」といって「死にたい悩み」の対処法を決めたのだった。

僕らにとって、ひもじいことにどう対処するかが問題だ。しかし、その対処の仕方は存外容易い。味噌汁を作ればいい。一汁一菜でよいのだ。

一汁一菜でよい

一汁一菜とは献立の型である。ごはん、みそ汁(一汁)と漬物(一菜、おかずのこと)。この三つだ。

具沢山の味噌汁を作ればそれが一菜も兼ねる。そこに、すいとん(小麦粉で作ったお団子)やうどんをいれてしまえば、それで一汁一菜とみなしてもいい。だから、みそ汁をつくればいい。

じゃあそのみそ汁はどうすれば作れるのかというと、それも簡単だ。お湯に味噌を溶けばいい。濃かったらお湯を足す。薄かったら味噌を加える。これ以上ないシンプルな工程だ。実践が容易い。

基本的には家にあるものを食べればいいのだ、というのが自炊の基本だ。「なんだ、そんなこと」と思われるかもしれない。そんなことなのだ。ひもじさの問題を解決するのは至極単純で誰でもできる。

料理をすることで自然とつながる

食事は毎日の繰り返しだ。だから単調になるのだろうか。つまらないことなのだろうか。そうでもない。

スーパーで食材を買う。その食材は、自然そのもんである。香りがある、色がある。人は五感で、自然とつながることができる。・・・・

【記事は執筆途中です】

毎日を丁寧に、一生懸命に

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