enthusiasm について

予約投稿を間違えて明日の7時設定にしていました…遅くなりました。

今回はナチュラル・ブリリアンス・モデルの、自分用に調べたメモの公開です。

熱中を意味する enthusiasm の語源は、「内なる神」だそうですよ。

内に宿る神

NBモデルは「内に宿る神」を引き出す理論、過程および態度である。本質思考と生成思考、結果思考がNBの基礎であり、そのプロセスはNew Option Generator (NOG)でまとめられている。NOG は合掌、Direct Learning、ロープコース、レコーディングである。NBモデルは、コンフォートゾーンの外へ踏み出す人へ、Receptiveであること、Generativeであること、そしてPersistent であることを要請する。

有効な学習をしている間は、NBモデルの4プロセス(Release, Notice, Respond, Witness)のどれかの状態になっている。Witness → Release によって円環が完成する。enthusiasm は「内に宿る神」の意味である。

「内に宿る神」を呼び起こすために心(脳)と体のサイバネティクスを応用しよう。ポテンシャルを使っていこう。感覚の鋭さを戻して情報をキャッチすること。Notice では緊張と揺れによってオフラインになっていた感覚システム(=体)をオンラインに戻す。

ゴールに向かおう。脳は強力なゴールゲッターだ。明確な目標を定めれば、それを達成するチャンスもスピードも格段に上がる。Responding は「私が欲しいものは何か」の答えを出していくことだ。脳には query を送ることができる。求めよ、さらば与えられん。創造的問題解決では、問題をごくシンプルに現状と求める結果の差としてとらえる。「私が欲しいものは何か」具体的に書き出してみよう。明確なゴールを持ち、リラックスした集中状態になることで(フローに入ることで)NBにアクセスしよう。

ゴールを設定したなら「私にはできる」(Yes, we can !)と固く信じよう。この言葉が人をよりハイレベルなパフォーマンスへと導く。

行き詰まりからの脱却

まずは否定・行き詰まりから脱しよう。否定が人を行き詰まらせる。ストップサインは揺れを生み、揺れは行き詰まりを生む。

ストップサイン → 揺れ → 行き詰まり

人生の旅路には時折り巨大なストップサインが現れる。求めるものもわかっていて、努力もしているのに手に入れられない状況に陥る。… 他者の「良かれと思って」したアドバイスが私たちの能力を制限する。他者によって突き出されたストップサインによって私たちはコンフォートゾーンの中で自分の行動を選ぶようになる。負のインパクトは、時に、それが過ぎてからもその人を支配し続ける。心理的に強烈な体験をした時、人は一種の催眠状態の中で、一生続く自己否定の宣告を受け入れてしまう。

「X を望む自分がいる一方で同時に Y を望む自分がいる」というパラドクスは行き詰まりを作り出す。矛盾は常に否定される。行き詰まりとは二層構造の機能不全だ。

だから、まず行き詰まりから脱しよう。ストップサインを取り除こう。問題解決の努力がむしろその問題を生み出している矛盾は、その努力を辞めてみることで抜け出せる。そして、Responding の段階に入ると行き詰まりは打開される。

有効な学習は行き詰まるのと同じくらい簡単だ。精神的にもリラックスして、こりを解きほぐして、フローに入っていこう。

フローと変革

NBモデルは、フローに入って、コンフォートゾーンの外に出ることを前提としている。

フローとは「リラックスした集中状態」のことだ。すなわち、Releasing and Noticing である。これが Responding を導く。

Releasing ∩ Noticing → Responding

Releasing では深呼吸を行う。リラックスすると意識下の資源にアクセス可能となる。最高のパフォーマンスを実現するプロセスは対立する思考や感情、矛盾する(すなわち否定される)行動から自分を解放することにある。緊張することはない。最初は下手でもいい。リラックスすると脳のチャンネルが変わる。学習に適したチャンネルで Respond しよう。

Noticing はいわば、フライト・ブラインダーを外すことだ。身体を健康に保ち、Photo-reading を含む様々なエクササイズを試して感覚を鋭くしよう。感覚を鋭くするということは、それらの感覚に積極的に注意を促し、敏感に気づくことだ。内なる感覚に関心を向けよう。

フローに入ったなら Respond しよう。Responding は自己変革に繋がる。人生は人に変化を要求する。例えば、Photo-reading は世界を一変させるゲームであり、パラダイムシフトだ。異なれ。自らを変革しよう。

Positive Neautrality

Positive Neautrality (+N)は才能を育む。自らを突き放して、客観すれば全ての経験は学びとなり、メッセージとなる。Noticing はある意味で、メタな自分を作り出すことであった。行き詰まりを感じている問題を別の問題になぞらえて(アナロジーとFuture-mapping)、よって客観的な立場になってNBモデルを実践してみよう。そして、Responding したらどんな小さい一歩でも評価することが有効な学習のためには大切だ。Witnessing の真髄はトラスト・フォールにある。Witnessing はコンサルタントの視点から +N に進み、状況を統合する。

+N の立場に立てば、失敗なんてない。ただフィードバックがあるだけだ。人生全体を +N から眺めよう。人生には影もある。Witnessing すると恐怖心とそれが生み出す不健全なストラテジーに向き合い、これを克服することができる。全体の中でコアを理解している時、「今日の失敗は大した問題じゃない」と思える。どんな結果にも意義があると思えた時、私たちは大きな安心感の中で学習することができるようになる。

人生から学ぼう。大切なのは、肯定のベルを鳴らすことだ。肯定のベルは創造性を促す。肝心なのは自他の才能を信じることだ。教育者は学習者に潜在している才能を信頼しよう。

ひたむきに

最後にNBモデルを生活に導入する時の心構え、態度について触れる。

まず、子どものように遊び、学ぼう。遊び心を持つと脳全体にスイッチが入る。遊び心を持とう。赤ちゃんのように学ぼう。天才というものは、彼自身の考えをやってのけるものだ。想像を膨らませよう。思考実験をしよう。例えば、今この瞬間を、時間を示す一本の直線上の一点として考えて、想像を巡らせてみよう。

そして、何事もパワフルに取り組もう。チャレンジすること。NBモデルの原理は自らの選択によるチャレンジにある。

Just do it ! 

それだけで恐怖心の 99% が克服される。問題から逃げずに取り組もう。経験ほどパワフルで正直な教師はいない。多くを為せ。また、チャレンジが一回きりでうまく行くことは滅多にない。一度失敗したからといってめげないこと。前向きに、粘り強く取り組もう。返縫いの説話。Reponding ⇄ Witnessing を繰り返そう。達成するまで。

最後に、じっくりと学ぼう。時間をかけて、問題を多義的に考えよう。一つの問題に対して、定義とそれによってイメージされるシナリオはいかようにも採れる。創造的問題解決ではあいまいさや矛盾を容認することが求められる。問題の定義にはたっぷりと時間をかけよう。

若く、力強く、じっくりと取り組み、あらゆることから学びを得るのだ。

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