Positive Neutrality

トラストフォール

催眠術の専門家は、リビーのジャンプを背面落ちテストと呼ぶ。同じ原理に基づくエクササイズにトラストフォールがある。トラストフォールにはWitnessの真髄がある。

トラストフォールができる人は、パートナーの手にしっかりと受け止められる自分の姿を想像する。また、トラストフォールができる人は、心の目で、自分の背後、あるいは横から、自分が倒れ、パートナーによってしっかりと受け止められる自分の姿を想像する。このイメージによる視覚体験は、同じく、イメージの中で二つの運動感覚的体験(Kinesthetic)によってさらに効果的なものになる。最後の仕上げは実行を宣言する言葉だ。言葉の内容はそれほど重要ではなく、声の響きが重要。

これらの体験からエッセンスを抜き出すと次のようになる。

  1. 第三者の視点から自分を思い浮かべる。(V)
  2. 受け止められた瞬間の感触を想像する。(K)
  3. 心のそこから安心感を味わう。(I)
  4. 心の声がポジティブなかけ声をかけるのを聞く。(A)

ポジティブ・ニュートラリティ

Witnessは、コンサルタントの視点からさらにポジティブ・ニュートラリティに進み、状況を統合する。何かを体験するとき、そこには一人称、二人称、そして、三人称の視点が常に存在する。NBにおけるWitnessingの目的は、自らをコンサルタントの視点(三人称)に立たせることだ。さらに、第四の視点とも言えるWitnessingは、第一、第二、そして、第三の視点を同時にもつ。これをPositive Neutralityという。

Witnessという言葉は、しばしば「知識」や「証拠」といった概念と結び付けて解釈される。ここでいうWitnessは、個人的な体験から得た自己認識と他者の行為を観察することによって得た知識によって成り立つ。

(KJ法の「混沌をして語らしめる」じゃないか。データを統合するステップだ)

学習あるのみ

どんな結果にも意義があると心から思えたとき、私たちは大きな安心感の中で学習することができるようになる。安心して自己観察するオアシスともいえるのがWitnessだ。

自分の起こしたRespondingと、アクションの前後、最中を通してしっかりWitnessすることができたとき、学習効果は飛躍的に向上する。飛躍とは、自分に対する信頼感の変化だ。

Witness の視点に立つとき、学習以外の行為は存在しなくなる。

Witness : 学習 ⇆ 安心感

自分の起こしたアクションはもはや事実として消すことはできない。同じ事実に対して、そこから学んで一つ賢くなる道を選ぼう。

全体感の中でコアを理解しているとき(状況を全体的に把握して、相互の関係の中で重要度のグラデーションが把握されているとき)、「今日の失敗は大した問題じゃない。私が目指しているのはもっとずっと重要なものだから」と思える。Witness の目的は、自分の望むものを手に入れることだ。(Witness した結果まだ手に入れていないと分かったのなら、また Release→Notice→Respond していけばいい)。

人生と決定的瞬間

人生をWitnessし、決定的瞬間から価値ある情報を受け取ろう。人生は、私たちにたくさんの価値ある情報を提供する。Witness をしないと、決定的瞬間、すなわち、学習し成長するチャンス、が失われてしまう。

臨死体験は一つの強烈な Witnessing の体験である。しかし、臨死という極端な体験をしなくても自分の人生は Witness できる。今この瞬間を、時間を示す一本の直線上の一点として考えて、想像を膨らませてみよう(イマジネーション、思考実験)。

恐怖心、影

人生の中には影もある。Witness すると、恐怖心とそれが生み出す不健全なストラテジーに向き合い、これを克服することができる。

Witnessing は他人の目に触れないよう抑圧している自分の中の影のエネルギーに目を向けさせ、同時に、恐怖心に向き合うのを避けるための不健全なストラテジーを浮き彫りにする。恐怖心が誘発する自滅的な反応によって、私たちは自らの真の能力にアクセスすることができなくなってしまう。

スコットは、恐怖心から逃げる代わりに、不安な気持ちをきちんと認めた上で、積極的に反応することを選んだ。恐怖心に対する自らの反応を Witness することによって、私たちは影を克服することができる。スコットのようにイマジネーションのゲームをして、恐怖を大好きなものに置き換えればいいのだ。Your Golden Shadow は、影のエネルギーを見直すことによって得られる大きなメリットについて述べている。

内に宿る神

第四のステップ Witness において学んだことをすべて統合したら再び自分を Release して次の段階に備えよう。ここで、Witness は Release に至り、円環が完成する。

Witness → Release

情熱(enthusiasm)は「内に宿る神」を意味している。尽きることのない情熱をもっと生きようじゃないか。

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