文とは存在承認か希求(または間投詞)である。つまり、世界を受け止めるか、世界に働きかけるかである。要するに、文とは世界と交渉する営みである。
文は剥がれていく。文が3つのパーツに分かれて SVO の語順を取って「~は…する」の意味を伝達するのが一番の基本だ。〈「→」トランシティブ〉
英語文にはもうひとつのパターンがあって、同じく3つのパーツに分かれて SVC の語順を取り「~は…である」の意味を伝達する。〈「=」コピュラ〉
英語文にはこの二つのパターンしかない。
これらの語順のどの位置に来るかで以下のように品詞が決まる。
- S の位置に来るのが名詞
- V の位置に来るのが動詞
- O の位置に来るのが名詞
- C の位置に来るのが形容詞(または名詞)
形容詞は名詞を修飾する(様子を説明する)。他方、名詞以外を修飾するのは副詞と呼ばれる。
名詞、形容詞、副詞は、句や節によって大きいパーツを組み上げることができる。
前置詞が句を組み上げ、接続詞が節を組み上げる。
〈英文を読むための補助記号〉
英語文は3つに分ける。したがって、スラッシュは2本まで。副詞は()で囲む。前置詞は△で組み上げて、接続詞は▢で組み上げる