最近、阿部幸大著の『まったく新しいアカデミック・ライティング』を読んでいる。
どのように論文を書けばいいのかという、おそらくは、一番明快な答えを出している本だろう。
この本について断片的な所感を書いたのでこちらの note も参照されたい。
https://note.com/common_sense/n/ncbbc72362d1d
論文とはいったい何なのか。阿部によるとそれは:
論文とは、ある主張を提示し、その主張が正しいことを論証する文章である。
さらに図解すると、論文執筆という営みがより分かり良くなる。
本書では、主張はアーギュメントと言い換えられて説明が進んでいく。
人類の知識の総体である「会話」を更新するようなアーギュメントを立てる。そして、それを論証する。
こんなにシンプルだと、「ああ自分もやってみたいな」と勇気が湧いてきた。
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現在調べを深めているヘレニズムの研究についても、今後、このアカデミック・ライティングの手法を応用して執筆を試みたい。
ひつじのエッセイが「暴力を減らす」取り組みに貢献するものであることを願って。